もともとはそんなに広告を好きじゃありませでした。意識的に、能動的に、積極的に、広告を好んで見たりはしなかった。普通の生活者感覚。つまんないTV-CFはザッピングして避けてた。(今じゃわざわざCFをチェックしたりしてるよ。やれやれ。)僕は広告の、世の中のいろんな面白いものに「寄生する感じ」が、好きじゃなかった。
しかし昨今広告は、おんぶにだっこの寄生をやめ始めている。TV-CFは、TV番組に負けないくらいに面白く、一人で生きていかなくちゃいけない。「世の中のさまざまなコンテンツと対峙しても、負けない面白さを、広告は持つべきだ」。今年のカンヌでも、そんなことが、声高に言われていたようです。
さてさて昨日、今年のカンヌ受賞作品を一同に見る機会がありました。ここではフィルム部門の2つの作品について書きまする。ここで書かないモノも、どれもTV番組より全然面白かった。(当たり前か。)
「SONY BRAVIA / Balls」イギリス
20万個(?)の色とりどりのスーパーボールをサンフランシスコ(?)の坂の上から一斉に落として、その飛び跳ねる様を見せたCF。ラストは「Colour」のワンワードが出て、タグライン、商品、SONYで終わる。大きなスクリーンでは初めて見たのですが、キレイでした。壮観。音楽もよかった。見たことのない方たちは、ちょっと見たくなったでしょ、積極的に?! どんな映像か頭に浮かべちゃうし、確認したくなるし、他のヒトにススメたくなる。第2弾は色とりどりの大量のペンキを廃屋に仕込んで、それを爆発させるとか。
「Smooth E (にきび用洗顔料) / The Love Story」タイ
4話完結のラブコメドラマCF。ベタベタ。笑わせてもらいました。ストーリーと作り込みの質の高いB級感、そして、商品の取り扱い方の「ないがしろと押し出しの入り交じり具合」も魅力。タイではいつこのCFが見られるのか、問い合わせが殺到したとか。昨日は字幕があったので、セリフのコマいディテールまで理解できてよかった。
http://www.youtube.com/2つともYouTubeで見られまする。